続 中途採用放浪記

先日書いた面接に何故か通り採用通知が届いた。面接を受けた日から(不採用だと確信していたので)ネットのハローワークで次を探し始めていたぐらいなのに。

思わぬ採用に驚き動揺したが、またとないチャンスでもあるので郵送されてきた膨大な量の書類を書き上げ、未知なる分野であるので勉強を開始した。

が…これが私が本当にやりたい事なのかという思いがくすぶり始めた。もちろんチャレンジしてみたいと思ったのは本心である。だけど採用通知が届いて日が経てば経つほど自分の芯がぶれている気がしてきた。

ちなみに採用になったところは直接患者さんと接することはほぼない。昔と違い看護師は病院以外でも必要とされている。色んな分野からのニーズがある。どの職場で働こうが看護師には変わりなく、そして必要とされている。

自分の芯がぶれていると思うようになったのは面接でのやり取りを思い出してからである。色々と聞かれたがあの中で私が看護師として軸としていることまで掘り下げてくれた事ではっきりと見えてきたことがある。やはり患者さんと直接関わりたい。

採用辞退の連絡をした。形式的なものかもしれないがこんな自分勝手な私に辞退の意思は固いのか気持ちが変わる事はないか聞いてくれた。感謝である。

自分の気持ちがはっきりしたのでハローワークで探すだけでなく、色々な病院のホームページを見て自らを売り込む作戦に出ることにした。さっそく来週某病院の看護部長さんが会って話がしたいと秘書さんを通して連絡をくれた。

働く…もちろん生活のためではある。どのような考え方を持って働いても、その責務を果たせば個人の自由だとは思う…

だけど私は自分の軸としている事がはっきりとした今、これからの看護師人生の賭けにでる。心の片隅では偉そうに職場を選ぶ立場かとも思っている。また躓いて泣いたりするだろうけど自分の気持ちに夢に正直でありたい。

 

中途採用放浪記④

事務局の方の説明が終わり質問タイムに入った。

「簡単に自己紹介をお願いします」

「看護師として働く上で一番大事にしていることは」

「長所と短所は」

「今までの職場で得たことをどのように活かしているか」

「趣味は」(これを聞かれるのが一番怖いヲタク)

「この機関についてのあなたのイメージは」

もっともっとあったように思うけど何せ不安発作を自力で抑えながら話していたので、もう覚えていない。

最後に結果は郵送で連絡しますとのことだったので99.9%不採用だろう。うちの業界は採用時は電話があるので…

今度の面接時は抗不安剤を内服してから行こうと肝に命じた。心療内科の先生にも相談しなければならない。

 

 

中途採用放浪記③

次の就職先選びは難航した。もう失敗できない、したくないという思いが強く求人は山のように出ているのに選びきれずにいた。先日国の委託機関のようなところから中途採用求人が出た。めったに出ない求人であること日本人なら誰でも知っている機関であることに惹かれ得体の知れないところを受けるよりと思い履歴書を送付した。書類選考で落ちる可能性も感じていたが書類は通り面接を受ける運びとなった。

面接日時の電話の感じで応募者が多いことは想像できた。面接は◯時25分からと5分で予定を刻まれていた。

面接官は勤務を希望したところの事務局の方、師長さんのような方(緊張で役職名は覚えていない)県の偉い人と市の偉い人(こちらも役職名は覚えていない)の計4名の方が長机に並んでおられた。

面接官からの圧迫感を勝手に感じた。始めに事務局の方が勤務形態や給与などを淡々と説明されたが、その途中胸が苦しくなり、この部屋から飛び出したいと思った。息ができなくなるように感じたが必死に堪えた。抗不安剤を内服しておくべきだったと後悔した。わたしは鬱病を患って以来極度の緊張を感じるとこうなるようになってしまった。

中途採用放浪記②

その後鬱病の治療に専念し(企業の健康診断などの単発アルバイトなどを数回行う)社会復帰した。が…市立病院退職後もうすでに3つ目の職場である。そしてその職場も今月いっぱいで退職する。理由はパワハラである。が…これは挫折することなく歩んできたわたしがあまりにも世間知らずであることにも起因するのではないかと思う。小さな個人病院は経営者=医師の天下である。もちろん良い病院も沢山あるだろうが、医師の天下、看護師は小間使いでストレスのはけ口。わたしは勤務先に向かうバスの中で動悸がし、またしても抗不安剤なくして働けなくなった。看護をする場は他にもたくさんある。ここに固執する必要はない、退職を迷う理由はなかった。

 

中途採用放浪記①

わたしは22歳になる年に看護師となり以来◯十年看護師をしている。

看護学校卒業後、地元の市立病院に就職し十数年勤務した。最後の4年程は日々の業務に加え委員会、看護研究、チームリーダーなどこれでもかと降りかかる任務に全力投球し、ついに鬱病になった。抗うつ剤抗不安剤睡眠薬の内服が始まりドクターストップがかかってもしばらく仕事に行き続けた。そして完全に壊れた。

半年程休暇をとり、焦りからまだ完治する前に復帰した。今ならわかるが当たり前に働ける訳がなく結果退職という道を選んだ。

これが人生で初めての挫折になった。中学のテストは3年間学年で1位か2位。さほど勉強せずに高校は県有数の進学校看護学校もさほど勉強せず受験した3校とも合格。就職は始めに受けた倍率が高い市立病院に合格。国家試験も一発合格。就職してからも順調であった。同じ病棟の同期より全て先に経験させてもらえた。某委員会も師長、主任が集合するトップクラスの委員会であるのに30そこそこのヒラのわたしが抜擢された。早期の昇進が約束されたようなものであった。挫折するには少々遅すぎた。

愛と勇気とチョコタルト(後編)

会見はいつもの5人だった。必要以上に飾ろうとしない穏やかな5人だった。休止に至るまでの経緯を5人それぞれの言葉で聞くことができた。彼らは何度も「申し訳ない」と言った。「申し訳ない」…そんなことは全くない。わたしがわたしたちが彼らにそう思わせるような立場にしてしまったのではないかと思った。涙が溢れてとまらなかった。だけどそれはわたしの思い上がりであり元々彼らはそういう人たちであったと思う。

 

さて…

この活動休止報告を受けて思ったこと。社会人としてのあり方。嵐ほどの一大プロジェクトになるとテレビのレギュラー番組、ラジオ、多数のCM…「休止します」の一言でさっと済ませられる訳がない。が一方スタッフさんや関係者の方々に(表現が悪いが)丸投げする事もできたのではないかとも思う。あらゆるものを今から2年弱かけて自分たちの手で(もちろん関係者の方々と一緒に)畳んでいくと話していた。

5人で築き上げてきたものを自分たちで(一旦)終わらせる。これは一歩一歩着実に丁寧に進んできた「ものを創る過程」を知っている彼らだからこそできることではないだろうか。ひとつひとつの番組、作品、そしてファンと真摯に向き合い続けてきた結果であり社会人としてのけじめ。常々5人で嵐と言ってきたことを貫き通し、その5人で(一旦)終わらせる。一貫した姿にプロ意識の高さと責任感の強さ、そして嵐の美学を感じる。

 

 

愛と勇気とチョコタルト(前編)

嵐の活動休止が発表され2日が経った。

まず私のジャニーズ歴を簡単に説明すると…嵐FC入会は2008年。入会の2年程前から好きだったが人生で初めてジャニーズに興味を持ったためFCに入るかを2年程かけて悩んだ。

現在は嵐、Sexy Zone、King & Princeと3グループのFC会員であり10数年前には想像していなかった状態となっている。

 

前置きはこれぐらいにして…

今回の嵐の活動休止を知ったのはTwitterである。TLに「ま?」「え?」が流れてきた。ヲタクあるあるである。すぐに何かあったと察知した。しかし冒頭に記したように3G掛け持ちのわたしはどのGの事だろうとかと思った。が、少しTLを辿るとある記事が目に入った。「嵐…」???衝撃だった。その時点でFCからのメールは届いていなかった。すぐにジャニネにとんだが昨日Sexy Zoneのツアー申し込みのために開いたページから嵐のページに移行できなかった。アクセスが集中していたのだろうか、その後狂ったようにジャニネの嵐サイトを開こうと試みては弾かれTwitterに戻りを繰り返した。その間にFCからのメールが届いた。

動画が見れたのは18時半前だったと思う。前列の真ん中に智くんがいた(と思う。まだ見返す心の余裕がない)。覚悟を決めた表情にこれは嘘でも冗談でもなく「その時」が来たのだと思った。

動画を見て彼らが伝えたいことはわかったので冷静に受け入れようと努めたが、心と頭が混乱し自分が今から何をしたらよいのかわからなくなった。

ちなみに当日はタイムスケジュールを立てていた。20時からのアオハルTV初回2時間SP(風磨くん勝利くん出演)22時からの初耳学(健人くん出演)をリアタイするために夕食と入浴その他家事、仕事の勉強を済ませることである。(ちなみに相葉マナブは録画で見ることにしていたが録画が途中からになっていて夜中にショックを受けることになる)何も手につかなくなりタイムスケジュールは白紙撤回となったが、かろうじて気持ちを切りかえるために入浴だけ済ませることができた。

アオハルTV、風磨くん勝利くんのコーナーを見て笑った。「笑える」とわかり大丈夫だと思ったが、その後は上の空であった。お腹も空かない。

Mr.サンデーで会見が放送されることを知ったが初耳学にチャンネルを変えた。会見を見る勇気がなかった。が…秒でMr.サンデーに変えた。やはり落ち着かなかったのである。

後半に続く…